jyotiṣa ジョーティシャとは?
ヴェーダの6補助学を人間の身体として考えた時、ジョーティシャは「目」を表すとされています。
「目」が表す通り、それは天文学を象徴しています。
人間の身体的な特徴の一つとして「目」が表すのは、光を捉える、見るという行為そのものに直接関係するのが、光です。
ジョーティシャとは、サンスクリット語で光を意味する ज्योतिः jyotiḥ と希望を意味する आशा āśā
この2つの言葉を合わせたものが「ジョーティシャ」という言葉のもととなっています。
日本で一般的に知られている「インド占星術」というのは、このジョーティシャの占星学的技法を用いて個人の鑑定を行うモノを指します。
生命というのは、小宇宙と表されるように大宇宙と繋がっていると言われています。
ジョーティシャで用いる「クンダリー」これは、インド占星術でホロスコープやチャートと呼ばれているものですが、このクンダリーについてバガヴァッド・プラーナ(バーガヴァタム)の中巻5巻23話5節に、それがどのような形状なのかについて書かれています。
古代インドでは、生命と宇宙がどのように繋がっているのかを神話や叙事詩を使い説明をしているのです。
ジョーティシャは、人生の灯(ともしび)としての役割を担い、神仙、聖仙より受け継がれた「真実を照らす光」によって迷いや不安を取り去ることの出来る素晴らしいものなのです。